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老人ホームへの入居を考えた時、気になる点はいくつかあるかと思います。
中でも気になるのは、宗教についてです。
例えば自分がある宗教に入信していたら、老人ホームによっては断られてしまうかもしれないと考える方もいらっしゃるでしょう。
今回、老人ホーム入居を考えた時に宗教は関係するのか、ご紹介していきます。
■老人ホーム入居の際に宗教で断られてしまうことはあるの？

老人ホーム入居の際に、介護スタッフから色んなことを聞かれるかと思います。
例えば私生活での様子や、普段どんなことをしているのか、細かいクセなども知っておくことで介護をする際に役立ったり、コミュニケーションが取りやすくなります。
ここで、宗教については聞かれることはほとんどありません。
逆に家族もしくは利用者側が、自分から「●●という宗教に入っているのですが…」と聞くケースが多いようです。
老人ホーム側としては、宗教について特に気にはしていない場合がほとんどです。
中には宗教法人が運営している老人ホームもありますが、だからと言って宗教によって入られないということは少ないでしょう。
■他人へ迷惑を掛けなければ問題ありません

信仰するものは人によって違いますし、どんな宗教に入信していてもそれは問題になるものではありません。
しかし、実際に宗教が原因で老人ホームで問題になるケースもあります。
例えば、勧誘などの問題です。
老人ホームに入所した際に、一緒に入信しないかとしつこく誘う行為は、他の入所者にも迷惑がかかってしまっている状態なので、職員が介入し、利用者の家族と一緒に相談するようになります。
ただし、周囲の人も認知症などで話を理解することができず、特に不快になることなく勧誘を聞いている分には特別問題はありません。
老人ホームというのは集団生活をする場なので、他の人に迷惑がかかるようだと退所してもらわなくてはいけなくなってしまうかもしれませんが、他の人に迷惑をかけなければそういったトラブルにも発展しないでしょう。
また、勧誘だけではなくお経などの騒音トラブルが発生した場合でも同じように退所されてしまう可能性があります。
音量が迷惑になるほどのものでなければ、お経を読むことも聞くことも、普通に出来るのです。
老人ホームにおいての宗教は、他人に迷惑がかからなければ入居も問題ないと言えます。
もし不安であれば、入居前に施設のスタッフに相談してみると良いでしょう。