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高齢者の介護についてご自宅で話し合っているご家庭も多いのではないでしょうか。
はじめは家族間で面倒を看ていても、介護レベルが上がったり認知症が始まったりすると家族の負担が増え、自宅介護が困難になってしまう事もあります。
今回は、自宅介護をしていた家族が老人ホームなどの介護施設を利用したい理由を紹介していきます。
■老人ホームを利用したい理由ベスト3

内閣府が2015年に『高齢者介護に関する世論調査』を行った結果、老人ホーム等の介護施設を利用したい理由として多かったのは、以下の3つです。

①家族に迷惑をかけたくない(77.1%)
②専門的な介護が受けられるから(35.9%)
③家族が仕事をしているため、介護のための十分な時間が取れない(25.9%)

やはり、介護を必要とする高齢者の面倒をみるのは家族の負担が大きいという事が分かりました。
またそれに次いで多かったのは、老人ホーム等の介護施設では万が一の際にも安心出来るといった、老人ホームでのサービスに期待する声です。
その他、自宅で受けられるサービスには限界があることや、家族への負担が大きく仕事と両立することが難しいなど、介護と家族の生活の問題もクローズアップされる結果となりました。
■老人ホームにも様々な種類があるので、自分に合った施設を探しましょう！
老人ホームというと、特別養護老人ホームや有料老人ホームを思い浮かべる人が多いと思いますが、それ以外にも介護を行っている施設はたくさんあります。
まず、自立した生活を送れる事を最終目標とし、そのために日々リハビリ生活を送る「老人保健施設」や、認知症の方が共同で生活を送る「グループホーム」、軽度の介護サービスが受けられれば良いという方には「ケアハウス」というものがあります。
介護レベルが高く、自宅での介護が難しいといった方には特別養護老人ホームや有料老人ホームといった施設が適しているでしょう。
またこれらの施設では、入所者の身の回りの世話から健康管理、そして介護サービスまで行ってくれます。
このように老人ホームといっても、様々な種類があるという事を分かっていただけたでしょうか。
それぞれの施設によっても行える介護サービスやそれに掛かる費用なども異なるため、老人ホームへの入居を考える際は多数の施設からパンフレットを取り寄せたり、施設担当者から詳しい話を聞きながら検討することをおすすめします。
また実際に見学に行ったり、宿泊してみるのも良いでしょう。