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老人ホームの入居前は、色々と不安に感じることがあります。
そんな不安も予め想定しておけば、少しは和らぐものです。
どんなことを不安に感じるのかを、紹介したいと思います。

・人間関係の不安
老人ホームに限らず、誰であっても新しい環境に身を置くとなった際は不安に感じるものです。
そんな中で一番不安に感じるのは人間関係です。
老人ホームに入居するときには、自分よりも前に入居している人がいてどんな人がいるのか、自分と性格が合わない人がいたらどうしよう、と不安に感じます。
それ以外にも介護をしてくれる人が不愛想だったらどうしよう、接する態度が冷たかったらどうしよう、と不安になってしまいます。
実際には、老人ホーム内のレクリエーションで入居者同士の懇親の時間を設けたりしますので、人間関係については早い段階で不安が解消されます。

・サービスへの不安
事前の資料や説明では、こんなサービスを提供するといわれていても、ニュースでは不安になるような内容の報道がされています。
その為、実際に説明を受けたサービスを老人ホームでしっかりと受けられるのか不安に感じる方が多いのです。
報道の内容のような劣悪なサービスを提供するところはごく僅かで、本当に限られた老人ホームだけです。
そういった老人ホームは、必ずどこかでそういった部分があるというのを確認できます。
体験入居やすでに入居している人との会話で、介護の内容を事前に確認しましょう。
無理に老人ホームに入居させようとするところなどは、特に注意して対応しなければなりません。
結局のところは、資料やスタッフとの会話だけでは確認しきれない部分が大半ですので、現場のリアルな声を聞くように心がけましょう。

・体調変化の不安
在宅介護から老人ホームへ切り替えるときに、時間の制約を受けず自分の庭のように意識しなくても行動できていたものを、朝食はこの時間、昼食はこの時間、夕食はこの時間、入浴は何曜日の何時から何時の間など決められた時間の中で行動をしなければなりません。
食事もこれまで食べていたものと変わりますので、入居してから数週間は慣れるのに時間が必要になると思います。
ただ、その間も体調が崩れないようにスタッフの方がしっかりとケアをしてくれますので、そこはあまり不安に感じなくても大丈夫です。

不安要素を上げるとキリがなく出てきますが、そのどれもが杞憂に終わる可能性があります。
老人ホームでは、しっかりとスタッフの方がどの要介護者にも平等にサービスを提供してくれますので、実際には楽しく過ごすことが出来ます。